三川内(みかわち)焼(長崎県佐世保市)は、
かつては平戸(ひらど)焼は、
慶長三年の開窯より、
約四百年の歴史があります。
平戸藩用窯の時代から
朝廷や将軍家へ献上され、
茶器や装飾品など
高級感のある「やきものづくり」に
専念してきました。
平戸嘉久正窯(ひらどかくしょうがま)は、
平戸藩御用窯の創立に力をなした
中里茂ヱ門を祖とする350年前から続く
窯元です。
嘉久正窯は「染付」の語源の通り、
呉須絵の具を器に染め滲ませながら描く
伝統的な技法で、
写実的な絵柄を描いています。
最近では、古典を学び踏襲することが、
新鮮な器を生み出す原動力となっており、
白磁の器にも取り組んでいます。
綱代。
矢羽根。
千鳥。
日月。
染付とは、白色の胎土で成形した素地の上に
絵の具で模様を絵付しその上に透明釉薬を
かけて高温焼成した陶磁器です。